路地裏

<< 減量30日目【完結】 | main | 大サボリ >>
スポンサーサイト

一定期間更新がないため広告を表示しています

| スポンサードリンク | - | | - | - | -
4月3日、石巻
 昨年の4月から5月にかけて、経堂のさばのゆでイベントをさせていただいた。「鯖の水煮の缶詰が好きで集めている」と、店主の須田泰成さんとお話していたら楽しくなってしまい…当方、酔った勢いでイベントを決めてしまった。

次の日からイベント内容をどーしようどーしようと悩んで、「缶詰の世界でも有名人が居るに違いない、ゲストで来ていただこう」とネットで調べると、缶詰博士の黒川勇人さんという方に行き着いた。

早速メールを送って下北沢で待ち合わせ、般゜若のカレーを食べたりしながらお話した。大変に有り難くも申し訳ないことに、ノーギャラで引き受けてくださった。

イベントには各缶詰メーカーさんからの協賛もしていただいた。その中のひとつに、木の屋石巻水産という会社があった。脂の乗った金華鯖の缶詰は食べたことがあって、好きな缶詰のひとつだった。

その木の屋さんの会社が3月11日の津波で流された。

丁度、被災地に何か出来ないかと考えていたのでこれしか無いと思った。

経堂「さばのゆ」さんでも支援物資を集めて3月末に車を出していた。まだまだ物資が不足しているとtwitterで目にしたので、4tトラックを出せる義理の弟T君に連絡して手伝ってもらうことにした。

彼も何か出来ないか「きっかけ」が欲しかったようだ。

数日しか時間は無かったが、友人らのおかげで自宅だけでもかなりの物資が集まった。大小合わせて16個の段ボール。友人の1人は都内から自転車を漕いで駆けつけてくれ、その自転車を使って欲しいと提供してくださった。
(自転車にまつわる話はその友人のブログに。ちょっと泣けるいい話)

4月2日の夜に出発。T君のトラックには既に乳幼児用の物資の山と灯油がドラム1缶(180リットル)
自宅に届いた物資を積み込むと4tトラックの半分強が埋まってしまった。



それから経堂のさばのゆでさらに物資を積み込む。残念ながら全ての物資は積み込めなかったが、かなりの量。嬉しい悲鳴。日付が変わる頃に出発。東北道の道は思ったより悪くなかったが、節電で真っ暗だった。

目的地は石巻の湊中学。こちらはまだ食料が十分に確保出来ていないのと、お年寄りが多く避難生活を送っている。これらの情報は木の屋さんを通して得られた。彼らも被災者であるにも関わらず。頭が下がる。石巻到着は明朝6時半頃。一睡もしていないので、湊中学の場所を確認してから仮眠しようかと思ったのだが。



この光景を目にしたら眠気が何処かへ行ってしまった。T君も自分も、「これはエライことだから、早く行かなきゃ」本当にそう思って湊中学に向かった。車を降りると、潮の匂いと下水のような臭いが混じったのが鼻についた。タールのような粘度のある泥が堆積している所もある。長靴を用意していて良かった。湊中学の校舎にかかる時計は大地震のあった14時46分で止まっていた。

湊中学の避難所の本部は4階と聞いていたので校舎に入るが、1階部分は津波の被害で凄惨な光景だった。踏み入れない場所が殆ど。



4階で学校の先生と思しき方に来意を告げる。丁度、避難所の朝食の時間だったので車に戻り自分らも食事。その間に富谷町からボランティアの方も駆けつけてくれた。物資の積み下ろしを2人でやるのかと覚悟していたのでとても助かった。食事の時間が終わると、避難所の方々が降りてきて彼等も物資の積み下ろしを手伝ってくれた。バケツリレーで食料品は2階、水は4階へ。10分そこらで終わってしまった。あっと言う間。その後、木の屋さんの木村さんと平井さんの案内で石巻市役所で乳幼児向け物資の積み下ろし。4tトラックの荷台を空にすることが出来た。

本当は何か他に作業でもして帰りたかったのだが、翌日は2人とも仕事なので戻る。1回きりでは足りないだろうな、というのは実際行ってみて思った。それでも、何か被災地に対して具体的な支援が出来た、という充実感はあった。はっきり言って自己満足である。人間は快楽原則で生きている。いいことしたんだから気持ちがいい。自分がそう思っている。それだけだ。

何処に向けられた言葉か知らないが、「何かやってるアピールに違和感がある」という声も入ってきた。
そんなもん被災者にしてみたらどうでもいいだろう。何の為にもならない。「何故支援先がそこなのか」という質問もされた。正直面倒臭かったが、説明した。(支援先によっては協力出来なかったのだろうか?)

「情けは人の為ならず」と言う言葉があるが、とても大事な考えだと思う。
(※違和感を感じた人は言葉の意味を間違って覚えてるかも知れません)
もし東京が被災地になったら。マンション住まいで隣近所の付き合いが無い者同士で助け合えるか、帰りの東北道ではそんなことを考えた。
| てんぐ | 日記 | 11:22 | comments(0) | trackbacks(0) | -
スポンサーサイト
| スポンサードリンク | - | 11:22 | - | - | -









http://rojiuranote.jugem.cc/trackback/293
   1234
567891011
12131415161718
19202122232425
2627282930  
<< November 2017 >>

このページの先頭へ